「OpenFOAM v2312リリースノート」の版間の差分

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(ページの作成:「OpenCFDは、2023年12月リリースのOpenFOAM® v2312を発表いたします。このリリースは、コードの多くの領域にわたってOpenFOAM-v2306の機能を拡張しています。この新機能は、OpenCFDの顧客からのスポンサーによる開発、内部資金による開発、OpenFOAMコミュニティからの機能や変更の統合を表しています。 OpenFOAMはOpenCFDによってGPLライセンスの下で配布されてい…」)
 
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Mac OSXユーザーは、ソースからコンパイルするか、Dockerコンテナを使ってコンパイル済みのパッケージを使用するオプションがあります(詳細)。
Mac OSXユーザーは、ソースからコンパイルするか、Dockerコンテナを使ってコンパイル済みのパッケージを使用するオプションがあります(詳細)。
== Upgrading ==
=== v2312ユーザーアップグレードガイド ===
=== 挙動の変化 ===
==== デフォルトのEnSightフォーマット ====
* 関数オブジェクトとライターが使用するデフォルトの ensight 出力が、シミュレー ション controlDict で指定される \c writeFormat に依存するのではなく、より一貫して ˶c binary format を使用するようになりました。この変更により、foamToEnsight などのユーティリティや、他のファンクション・ オブジェクトやライターとの動作がより一貫したものになります。
==== Function object: <code>Lambda2</code> ====
Lambda2関数オブジェクトの出力が、支配方程式の変更、特に符号の反転によって修正されました。その結果、Lambda2のv2312以前のバージョンで観測された負のフィールド値は、v2312リリースでは正のフィールド値になりました(逆も同様)。
=== 名前変更 ===
==== Function object: <code>WeberNumberReacting</code> ====
ラグランジュ関数オブジェクトクラスWeberNumberReactingは、新しいラグランジュ雲関数オブジェクトKinematicWeberNumberとの整合性を確保するため、ReactingWeberNumberと改名された。
=== v2312 Developer Upgrade Guide ===
C++の最低規格は、2024年にC++11からC++17に引き上げられる予定である。


== Pre-processing ==
== Pre-processing ==