「Foam-extend 4.0をBash on Ubuntu on Windowsにインストール」の版間の差分

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2018年2月22日 (木) 19:02時点における最新版

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Foam-extend 4.0をBash on Ubuntu on Windowsにインストール


はじめに

foam-extendをBash on Ubuntu on Windows(BUW)にインストールする方法のメモです。

なお、失敗する可能性もあるので自己責任でお願いします。

以下は、BUWをインストールした直後を前提としています。

BUWのインストールはこちらの記事にお世話になりました。

http://qiita.com/Aruneko/items/c79810b0b015bebf30bb


BUWのアンインストールとインストール

以下の手順の途中で失敗したと思ったときはアンインストールして、再インストールします。

まずはアンインストール。

lxrun /uninstall /full

次にインストール。

lxrun /install


BUWインストール後に最初にやること

次のコマンドはBUWを起動したときのおまじないです。

一つ目はsudo実行時の名前解決、2つ目のはapt-getのリポジトリを国内のものに切り替えることをしています。

Shell

sudo sh -c 'echo 127.0.0.1 $(hostname) >> /etc/hosts'
sudo sed -i -e 's%http://.*.ubuntu.com%http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux%g' /etc/apt/sources.list


BUWをUbunt16.04にする

foam-extend 4.0はUbuntu16.04用にバイナリパッケージを配布しています。

libc6のバージョンが合わないとインストールでこけます。

BUWはUbuntu14.04なので、まずアップデートしてやる必要があります。


こちらの方法は次の記事を参考にさせていただきました。

http://qiita.com/Aruneko/items/2670f42d36a7508c13bb


アップグレードのコマンドです。

Shell

LANG=C sudo do-release-upgrade -f DistUpgradeViewNonInteractive -d

私の環境では特に何もなく終わりました。


ただ、アップグレード直後にsudoがこけるようになっていたので、以下コマンドを実行しました。

これ以降もsudoが効かなくなったらこのコマンドを使ったら何とかなりました。

Shell

sudo -S dpkg --configure -a

これでアップグレードできたはずなので、バージョン確認します。

Shell

cat /etc/issue


Fig.1 バージョンの確認


foam-extend 4.0のインストール

公式ではsoftware-centerでインストールとなっていますがBUWだとdbus関連でこけるので、sourceforgeからdebパッケージをとってきます。


wget --trust-server-names https://sourceforge.net/projects/foam-extend/files/foam-extend-4.0/Ubuntu_16.04/foam-extend-4.0_amd64_Ubuntu1604_8bc571e.deb/download

インストール時に依存関係の問題が起きて止まる可能性があるので、gdebiでインストールすることにします。

gdebiはdebパッケージのインストール時に依存関係も解決しながらインストールしてくれるものらしいです。

Shell

sudo apt-get install gdebi -y

gdebiでインストールします。

途中固まったかのように「展開しています」でエコーが止まりますが、気長に待ちます。

sudo gdebi foam-extend-4.0_amd64_Ubuntu1604_8bc571e.deb


終わったら、いつものやつで動作確認します。

Shell

. /opt/foam/foam-extend-4.0/etc/bashrc
mkdir -p $FOAM_RUN
run
cp -r $FOAM_TUTORIALS/incompressible/icoFoam/cavity ./
cd cavity
blockMesh
icoFoam


paraview用にXの準備する

BUWはXが入っていないので、入れないとParaViewとかが使えません。


これはこちらを参考にさせていただきました。

http://qiita.com/makky0620/items/e31edc90f22340d791ff

x11をBUWに入れます。DISPLAYの設定もしておきます。


sudo apt-get install x11-apps
export DISPLAY=localhost:0.0


windows側もxmingをインストールします。

xmingは下記サイトからインストーラを取ってきます。

https://sourceforge.net/projects/xming/files/Xming/6.9.0.31/

xming-fontもインストールします。

https://sourceforge.net/projects/xming/files/Xming-fonts/7.7.0.10/


インストールしたらxmingを立ち上げます。

立ち上げたらタスクバーにxmingのアイコンがあることを確認してください。


Fig.2 タスクバーの通知領域に現れるxmingアイコン

BUWでParaView立ち上げます。

paraview


Fig.3 ParaViewの起動

後は普通に使えるはずです。