Salome-Meca2017CUIでの計算実行方法

背景

Salome-Meca2017では計算投入の仕方が大きく変わり、これまでターミナルで実行してきた手法が使用できなくなった。 そもそもの手動実行のメリットは次のものがある。

  • GUIを立ち上げなくても計算が実行できる
  • 他ソフトとの連携や連続実行などではGUIの起動は邪魔である

本記事ではCUIの実行方法について説明する。

Salome-Mecaの計算投入方法

Salome-Mecaでは2017からAsterStudyという計算投入モジュールを使う方法に変更となった。

速習!AsterStudy

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それに伴い計算投入に使用するいくつかのスクリプトがなくなった。

これまでのCUIでの計算投入

appli_~フォルダのrunSessionを使用して下記コマンドで計算投入

as_run ~.export

.exportファイルは計算投入時の設定ファイル ex.メモリ制限、CPUの数、ファイルパス……

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Salome-Meca2017でのappliフォルダ runSessionがなくなった。

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AsterStudyはどうやって計算しているのか

AsterStudyが作成するフォルダの中を確認すると、Luancher_scriptというファイルがある。 中身を確認する。

#!/bin/bash
/home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export

appliフォルダ下の""salome""というpythonスクリプトにコマンドを渡している。

Salomeスクリプトについて

引数なしで実行するとSalome-Mecaが立ち上がる。

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shell引数をつけると以前のrunSessionと同じ状態になる。

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「shell -- as_run」をつけるとas_run実行される。

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CUI実行のテスト

commファイル、medファイル、exportファイルの最小構成のフォルダを作成し、そこでsalomeスクリプトのコマンドを実行する。

~/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export
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計算実行できていることがわかる。