「OpenFOAM v2112のインストール」の版間の差分

編集の要約なし
 
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== 見出しタイトル ==
== Ubuntu(もしくはWSL+Ubuntu) ==


=== UbuntuもしくはWSL ===
=== 公式の手順 ===


==== 公式の手順 ====
(Ubnutu-v18.04、v20.04で確認)


次のコマンドを実行するとインストールできるようにスクリプトが用意されています。
次のコマンドを実行するとインストールできるようにスクリプトが用意されています。
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sudo apt-get install openfoam2106-default
sudo apt-get install openfoam2112-default
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==== certificateエラーが出た場合 ====
=== certificateエラーが出た場合 ===


次のcertificateのエラーが出た場合は追加で操作が必要になります。
次のcertificateのエラーが出た場合は追加で操作が必要になります。
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sudo apt-get install openfoam2106-default
sudo apt-get install openfoam2112-default
</code>
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==== アンインストール ====
=== アンインストール ===


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sudo apt-get autoremove openfoam2106-default
sudo apt-get autoremove openfoam2112-default
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インストールバージョンなどの選択について
インストールバージョンなどの選択について
上記の例では「openfoam2106-default」を指定してインストールしましたが、「openfoam2106」の後につけられた文字列の有り無しでインストールされるパッケージが変わります。
上記の例では「openfoam2112-default」を指定してインストールしましたが、「openfoam2112」の後につけられた文字列の有り無しでインストールされるパッケージが変わります。


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sudo apt-get install openfoam2106   # ランタイムだけ
sudo apt-get install openfoam2112   # ランタイムだけ
sudo apt-get install openfoam2106-dev  # ランタイム+コンパイルパッケージ
sudo apt-get install openfoam2112-dev  # ランタイム+コンパイルパッケージ
sudo apt-get install openfoam2106-default  # ランタイム+コンパイルパッケージ+チュートリアルケース
sudo apt-get install openfoam2112-default  # ランタイム+コンパイルパッケージ+チュートリアルケース
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=== 古いバージョンのインストール ===


古いバージョンをインストールするときはバージョン番号を書き換えてください。
古いバージョンをインストールするときはバージョン番号を書き換えてください。
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バージョンはv1912が一番古いバージョンになります。それ以前はWSL向けのパッケージを持ってきてインストールしてください。
バージョンはv1912が一番古いバージョンになります。それ以前はWSL向けのパッケージを持ってきてインストールしてください。


==== OpenFOAMコマンドの実行について ====
=== OpenFOAMコマンドの実行について ===


OpenFOAMを実行する際は「openfoam2106」のようにインストールしたバージョンのコマンドが利用できるようになります。これらは/usr/bin/openfoam<バージョン番号>を実行していることになり、実行することで以前までのバージョンであったbashrcを読み込んだ状態のシェル環境と同様の状態になり、OpenFOAMコマンドが使えるようになります。
OpenFOAMを実行する際は「openfoam2112」のようにインストールしたバージョンのコマンドが利用できるようになります。これらは/usr/bin/openfoam<バージョン番号>を実行していることになり、実行することで以前までのバージョンであったbashrcを読み込んだ状態のシェル環境と同様の状態になり、OpenFOAMコマンドが使えるようになります。


[[ファイル:V2112CommandCheck.png]]
[[ファイル:V2112CommandCheck.png]]
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[[ファイル:OFv2112 pic2.png]]
[[ファイル:OFv2112 pic2.png]]


インストールディレクトリについて
=== インストールディレクトリについて ===
 
インストールディレクトリは/usr/lib/openfoam/になります。tutorialsディレクトリもこちらに入っています。
インストールディレクトリは/usr/lib/openfoam/になります。tutorialsディレクトリもこちらに入っています。


[[ファイル:OpenFOAMv2112 install pic3.png]]
[[ファイル:OpenFOAMv2112 install pic3.png]]
=== プロキシ下でのインストールについて ===
apt、wget、curlなど使用するコマンドにプロキシの設定が必要。プロキシの設定は所属のIT管理者と相談する。
=== WSLでUbnutu22.04を使っている場合 ===
インストール時にエラーが出ますが、OpenFOAMのインストール自体はできている模様。
バージョン選択のopenfoam-selector周りのパッケージのインストールで問題があるみたいだが、現時点で対策は不明。
== M1 Mac ==
M1 Macは手順がまとめられた資料があるのでそのとおりに実行する。
[https://www.researchgate.net/publication/357395955_OpenFOAM_installation_on_Mac OpenFOAM installation on Mac]
== Intel Mac ==
Dockerを利用する。
https://develop.openfoam.com/Development/openfoam/-/wikis/precompiled/docker
== Windows Mingw版 ==
並列計算にはMicrosoft MPIが必要です。[https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=100593 こちら]からダウンロードしてインストールしてください。
OpenFOAMを[https://sourceforge.net/projects/openfoam/files/v2112/OpenFOAM-v2112-windows-mingw.exe こちら]からダウンロードしてインストールしてください(リングさきに飛ぶとすぐにダウンロードが始まります)。
インストーラに従ってインストールするとデスクトップに∇アイコンのショートカットが作成されます。
cd /cとするとCドライブに移動できます。
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cd /c
</code>