「OpenRadiossの計算実行」の版間の差分

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  /opt/OpenRadioss/exec/starter_linux64_gf -i *_0000.rad -np 8
  /opt/OpenRadioss/exec/starter_linux64_gf -i *_0000.rad -np 8
  mpirun -n 8 /opt/OpenRadioss/exec/engine_linux64_gf_ompi -i *_0001.rad
  mpirun -n 8 /opt/OpenRadioss/exec/engine_linux64_gf_ompi -i *_0001.rad
実行プログラムの名前についている「sp」はSingle Precision(単精度)の略。

2022年11月26日 (土) 11:47時点における版

公式の手順

公式の手順は次のページで公開されている。

How to run OpenRadioss

計算実行までの手順(Linux)

計算実行するためにまず環境変数を定義する。OPENRADIOSS_PATHはインストール環境に応じて設定する。LD_LIBRARY_PATHの指定は公式の手順だと

export OPENRADIOSS_PATH=/opt/OpenRadioss
export RAD_CFG_PATH=$OPENRADIOSS_PATH/hm_cfg_files
export OMP_STACKSIZE=400m
export LD_LIBRARY_PATH=$OPENRADIOSS_PATH/extlib/hm_reader/linux64/:$OPENRADIOSS_PATH/extlib/h3d/lib/linux64/:$LD_LIBRARY_PATH

OpenMPIを使って並列計算する場合は先にインストールしておく

# WSL(Ubuntu-20.04の場合)
sudo apt-get install openmpi-bin

計算実行は次の順に行う。

①starterを実行する。実行時に0000ファイル(モデルの設定ファイル)をインプットとして渡す。

②engineを実行する。0001ファイル(ソルバ、アウトプットの設定ファイル)をインプットとして渡す。

次のコマンドはBIRD_WINDSHIELDのExampleファイルを4コアで実行するときの例である。並列計算を実行する場合はstarterで"-np N"の形式でコア数を指定する。engineはOpenMPIを使う場合は_ompiが付いているものを使用する。

/opt/OpenRadioss/exec/starter_linux64_gf -i BIRD_WINDSHIELD_v1_0000.rad -np 4
mpirun -n 4 /opt/OpenRadioss/exec/engine_linux64_gf_ompi -i BIRD_WINDSHIELD_v1_0001.rad

実行時にワイルドカードは使用できるが、拡張子の指定がないとヘルプが表示される。

/opt/OpenRadioss/exec/starter_linux64_gf -i *_0000.rad -np 8
mpirun -n 8 /opt/OpenRadioss/exec/engine_linux64_gf_ompi -i *_0001.rad

実行プログラムの名前についている「sp」はSingle Precision(単精度)の略。