「Salome-Meca2017CUIでの計算実行方法」の版間の差分

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==背景==
Salome-Meca2017では計算投入の仕方が大きく変わり、これまでターミナルで実行してきた手法が使用できなくなった。
そもそもの手動実行のメリットは次のものがある。


[[背景]]
*GUIを立ち上げなくても計算が実行できる
[Salome-Meca]2017では計算投入の仕方が大きく変わった
*他ソフトとの連携や連続実行などではGUIの起動は邪魔である
 これまでターミナルで実行してきた手法が使用できない
 そもそもの手動実行のメリット
  GUIを立ち上げなくても計算が実行できる
  他ソフトとの連携や連続実行などではGUIの起動は邪魔
 どうにかしてCUI実行したい


Salome-Mecaの計算投入方法
本記事ではCUIの実行方法について説明する。
 
==Salome-Mecaの計算投入方法==
Salome-Mecaでは2017からAsterStudyという計算投入モジュールを使う方法に変更となった。
Salome-Mecaでは2017からAsterStudyという計算投入モジュールを使う方法に変更となった。


[http://ofbkansai.sakura.ne.jp/archives/124352 速習!AsterStudy]
[http://ofbkansai.sakura.ne.jp/archives/124352 速習!AsterStudy]


それに伴い計算投入に使用するいくつかのスクリプトがなくなった
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig1.png|400px]]


これまでのCUIでの計算投入
それに伴い計算投入に使用するいくつかのスクリプトがなくなった。
 
==これまでのCUIでの計算投入==
appli_~フォルダのrunSessionを使用して下記コマンドで計算投入
appli_~フォルダのrunSessionを使用して下記コマンドで計算投入
  as_run ~.export
  as_run ~.export


.exportファイルは計算投入時の設定ファイル
.exportファイルは計算投入時の設定ファイル
ex.メモリ制限、CPUの数、ファイルパス……
ex.メモリ制限、CPUの数、ファイルパス……
 
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig2.png|400px]]


Salome-Meca2017でのappliフォルダ
Salome-Meca2017でのappliフォルダ
runSessionがなくなっている!
runSessionがなくなった。
 
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig3.png|400px]]
 
==AsterStudyはどうやって計算しているのか==
AsterStudyが作成するフォルダの中を確認すると、Luancher_scriptというファイルがある。
中身を確認する。


AsterStudyはどうやって計算しているのか
AsterStudyが作成するフォルダの中を捜索
 Luancher_scriptというファイルがある
  中身を確認
  #!/bin/bash
  #!/bin/bash
  /home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export
  /home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export


どうもappliフォルダ下の""salome""というpythonスクリプトにコマンドを投げている
appliフォルダ下の""salome""というpythonスクリプトにコマンドを渡している。


Salomeスクリプトについて
==Salomeスクリプトについて==
引数なしで実行するとSalome-Mecaが立ち上がる


shell引数をつけると以前のrunSessionと同じ状態に
引数なしで実行するとSalome-Mecaが立ち上がる。


「shell -- as_run」をつけるとas_run実行される
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig4.png|400px]]
 
shell引数をつけると以前のrunSessionと同じ状態になる。
 
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig5.png|400px]]
 
「shell -- as_run」をつけるとas_run実行される。
 
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig6.png|400px]]
 
==CUI実行のテスト==
commファイル、medファイル、exportファイルの最小構成のフォルダを作成し、そこでsalomeスクリプトのコマンドを実行する。


CUI実行のテスト]
commファイル、medファイル、exportファイルの最小構成のフォルダを作成し、そこでsalomeスクリプトのコマンドを実行
  ~/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export
  ~/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export


計算実行できた
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig7.png|400px]]
 
計算実行できていることがわかる。

2018年2月2日 (金) 12:43時点における最新版

背景

Salome-Meca2017では計算投入の仕方が大きく変わり、これまでターミナルで実行してきた手法が使用できなくなった。 そもそもの手動実行のメリットは次のものがある。

  • GUIを立ち上げなくても計算が実行できる
  • 他ソフトとの連携や連続実行などではGUIの起動は邪魔である

本記事ではCUIの実行方法について説明する。

Salome-Mecaの計算投入方法

Salome-Mecaでは2017からAsterStudyという計算投入モジュールを使う方法に変更となった。

速習!AsterStudy

サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

それに伴い計算投入に使用するいくつかのスクリプトがなくなった。

これまでのCUIでの計算投入

appli_~フォルダのrunSessionを使用して下記コマンドで計算投入

as_run ~.export

.exportファイルは計算投入時の設定ファイル ex.メモリ制限、CPUの数、ファイルパス……

サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

Salome-Meca2017でのappliフォルダ runSessionがなくなった。

サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

AsterStudyはどうやって計算しているのか

AsterStudyが作成するフォルダの中を確認すると、Luancher_scriptというファイルがある。 中身を確認する。

#!/bin/bash
/home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export

appliフォルダ下の""salome""というpythonスクリプトにコマンドを渡している。

Salomeスクリプトについて

引数なしで実行するとSalome-Mecaが立ち上がる。

サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

shell引数をつけると以前のrunSessionと同じ状態になる。

サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

「shell -- as_run」をつけるとas_run実行される。

サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

CUI実行のテスト

commファイル、medファイル、exportファイルの最小構成のフォルダを作成し、そこでsalomeスクリプトのコマンドを実行する。

~/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export
サムネイルの作成エラー: ファイルがありません

計算実行できていることがわかる。