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==背景== | |||
Salome-Meca2017では計算投入の仕方が大きく変わり、これまでターミナルで実行してきた手法が使用できなくなった。 | |||
そもそもの手動実行のメリットは次のものがある。 | |||
*GUIを立ち上げなくても計算が実行できる | |||
*他ソフトとの連携や連続実行などではGUIの起動は邪魔である | |||
Salome-Mecaの計算投入方法 | 本記事ではCUIの実行方法について説明する。 | ||
==Salome-Mecaの計算投入方法== | |||
Salome-Mecaでは2017からAsterStudyという計算投入モジュールを使う方法に変更となった。 | Salome-Mecaでは2017からAsterStudyという計算投入モジュールを使う方法に変更となった。 | ||
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[[ファイル:smeca_2017_cui_fig1.png|400px]] | [[ファイル:smeca_2017_cui_fig1.png|400px]] | ||
それに伴い計算投入に使用するいくつかのスクリプトがなくなった。 | |||
これまでのCUIでの計算投入 | ==これまでのCUIでの計算投入== | ||
appli_~フォルダのrunSessionを使用して下記コマンドで計算投入 | appli_~フォルダのrunSessionを使用して下記コマンドで計算投入 | ||
as_run ~.export | as_run ~.export | ||
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Salome-Meca2017でのappliフォルダ | Salome-Meca2017でのappliフォルダ | ||
runSessionがなくなった。 | |||
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig3.png|400px]] | [[ファイル:smeca_2017_cui_fig3.png|400px]] | ||
AsterStudyはどうやって計算しているのか | ==AsterStudyはどうやって計算しているのか== | ||
AsterStudyが作成するフォルダの中を確認すると、Luancher_scriptというファイルがある。 | |||
中身を確認する。 | |||
#!/bin/bash | #!/bin/bash | ||
/home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export | /home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export | ||
appliフォルダ下の""salome""というpythonスクリプトにコマンドを渡している。 | |||
==Salomeスクリプトについて== | |||
引数なしで実行するとSalome-Mecaが立ち上がる。 | |||
引数なしで実行するとSalome- | |||
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig4.png|400px]] | [[ファイル:smeca_2017_cui_fig4.png|400px]] | ||
shell引数をつけると以前のrunSessionと同じ状態になる。 | |||
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig5.png|400px]] | [[ファイル:smeca_2017_cui_fig5.png|400px]] | ||
「shell -- | 「shell -- as_run」をつけるとas_run実行される。 | ||
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig6.png|400px]] | [[ファイル:smeca_2017_cui_fig6.png|400px]] | ||
CUI実行のテスト | ==CUI実行のテスト== | ||
commファイル、medファイル、exportファイルの最小構成のフォルダを作成し、そこでsalomeスクリプトのコマンドを実行する。 | |||
~/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export | ~/salome_meca/appli_V2017/salome shell -- as_run export | ||
[[ファイル:smeca_2017_cui_fig7.png|400px]] | [[ファイル:smeca_2017_cui_fig7.png|400px]] | ||
計算実行できていることがわかる。 |